都会に住んでいても、米が育つ過程は、目にします。小学校ではバケツで育てていたり、テレビでも水田の風景や、新米の収穫の映像を見ることがあります。
しかし、麦はどうでしょうか。そもそも、麦畑はどこにあるのか?いつタネを蒔いて、いつ収穫するのかも知りませんでした。
食品ロス、フードマイレージの観点から、麦について学んでみよう、それなら実際に栽培してみよう、できたら麦ごはんにして食べてみたい、とまずは麦について調べて、各自の家でプランター程度の量を育ててみることとしました。
最新の様子をページの下に追記していきます。直接参照するときは、ココをクリックしてください。
このページのヘッダ画像は、3枚。
緑色、麦秋、粒と並んだ写真は無料イラスト「イラストAC」より
他の2枚は東武線栗橋で撮影した6月の写真です。(撮影 M.Iさん)
私たちが栽培している麦も、このように収穫できることを、“麦算用”中です
※ 苦土石灰とは
酸性に傾いてしまった土壌のpHを改良するために使用される肥料
消石灰との違いは「苦土(マグネシウム)」を含んでいること
使用する麦のたね
左が大麦 購入した袋(2畳分)を半分にした
右は小麦
[感想]
小麦と大麦、見た目は考えていたほど大きさに差がない
イメージしていた“ムギ”のイメージに近い形をしているのは意外にも大麦だった
`20/10/10(Sat) 10:00 気温18.4℃ 雨 台風19号接近中
苦土石灰の効果を測定するために、土壌のサンプルを採取
phの測定は乾いた土壌に、土壌の重量の2倍の水を混ぜてよく撹拌して、試験紙で測定する予定
残念ながら雨に濡れているのでphの測定は後日とする
プランターと植木鉢に苦土石灰を混ぜた
プタンターには10g、植木鉢には面積を考えて5gを入れた
作業場所はここ
残念ながら向きは北東向き
(左)プランター1つあたりの苦土石灰 (右)ph測定のサンプルとして採取した土壌
`20/10/17(Sat) 13:00 気温17.6℃ 曇り
5cm強の間隔で、深さ3cm の穴を掘って、プランターや植木鉢に大麦のタネを蒔いた。
土壌のph測定結果
タネを蒔くときに、先週サンプリングした土壌のphを測定した。
デジタル式ではなく、色見本と見比べるタイプの試験紙をAmazonで699円で購入。
乾燥した土壌の2.5倍の水を混ぜて撹拌し、上澄みが透明になるのを待って、測定した。
(左がピーマン、右が春菊を育てていた植木鉢の土)
失敗.........
測定結果は『かすかに酸性』かと判別できる程度。勉強になりました。
他のメンバーからの報告
11日にタネを蒔いたⅠさんからは「17日に発芽した」との報告がありました。
「毎日の平均気温を足していった合計が100℃を超えると発芽」とのことなので、
ここのところ寒い日もありましたので、「合計100℃の法則」の通りのようです。
ここで『毎日の平均気温』ってどうやって求めるんだろうの疑問が浮かび、調べてみました。
ネットで検索すると、前線が通過するなどで、大きく気温が変化しなければ
朝9時の気温がほぼ平均気温になると情報がありました。
毎朝9時は測定でいなので、8:30に想定してみようと思います。
日平均気温
1日4回の主要時刻における気温の通報値を平均して求めています。
気象庁では、主要時刻(00, 06, 12, 18UTCに通報)、及び中間時刻(03, 09, 15, 21UTCに通報)に通報されるSYNOPの値を用いて、世界協定時(UTC)の0時を1日の区切りとして日別データを作成しています。
参考:気象庁Webページ 日データの計算方法について
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/dailyview/method.html
平均気温は測定できないので、8:30の玄関先の気温を記録して、発芽を待っている。
土が乾かないように、乾いているプランター・鉢には風呂の残り水を撒いた。
19日 17.3℃曇>雨 20日 16.8℃晴 21日 17.5℃晴 22日 --.-℃ 23日 --.-℃ 24日 --.-℃ 25日 --.-℃
`20/10/24(Sat) メンバーのNさんから小麦は発芽したとの連絡をいただきました。
18日に蒔いて、24日に発芽した小麦 発芽までの積算気温117°C
写真上部(奥)に見えるのは、タネを蒔いた後に、雨や水やりで等で
種が露出しないようにタネを保護した寒冷紗
20/10/25(Sun) 北東向きの自宅玄関先の植木鉢でも発芽を確認できた!!
累計の気温は106.4℃ ほぼ『100℃の法則』に当てはまった。
不思議なことに日が当たる道路際よりも、ビワの木の根元に近い、陽当たりがよくない植木鉢が先に発芽した。朝日しか当たらないが、道路際の鉢は日が当たる時間が長いので、そちらが先に発芽するかと思ったが意外。日当たり(温まり方の違い)の他は、雨の当たり方に差があったのだろうか。
ここ数日の雨で、濡れている状態が続いた鉢・プタンラーと乾いてきたから水をやる鉢とで条件には差がある。これでは実験として、これではまとめられませんね。
右の写真の白い丸が大麦の芽 左の写真の位置から定点撮影をする予定
20/10/25(Sun) 購入した培養土を撒いて準備した花壇(のようなところ)に小麦のタネを蒔いた。
大型のドラッグストア(ハックドラック)で12Lで248円の培養土を購入。
これまで植木鉢でブロッコリーを育てていた部分に小麦用の場所を確保した。
土がサラサラのため、水やりは慎重に、行っている。ここも北東向き。
そのうえ、東向きにオカワカメが茂ってしまった。夏に収穫して食べるつもりが、なかなか成長せずいまごろ茂っている。
愛着がわいてしまい??今となっては観賞用になっている。
20/11/01(Sun)
発芽から1週間後の大麦。初めての見る“大麦なるもの”のため、これが徒長なのかの判断ができない。ただ、グループの他のメンバの報告を聞くと“まだいたいこんなもんか”と思う成長具合。
残念ながら、小麦の発芽は確認できていない。
思い当たる原因は、タネがほじくれるのを気にして、最初の3日間、水やりを霧吹きにしたことと、この1週間で気温が下がったことか。
20/11/02(Mon) 25日にタネを蒔いた小麦がやっと発芽。朝、発芽を確認したが、撮影する時間がなくて、この写真は11/4(Wed) 撮影
9か所タネを蒔いて4か所の発芽を確認
道路(画像手前)に向かって傾斜しているため、水やりは発芽した部分から手前に流れるように行っていた。かつ、購入した培養土なので、土が柔らかく、1日目,2日目は霧吹きで行っていた。
小麦の発芽が遅れたのは、気温の問題ではなく、播種直後の水やりの量の影響が大きかったと思われる。
20/11/09(Sun) 曇 17.6℃ 日曜の朝に撮影して、夜にはアップしてみることとする。このペースの記録ではこの先なんの変化もないケースある?かも。それでも最初の1,2ヶ月は毎週、成長する高さを記録しようと考えて、今秋から記録します。
大麦 15㎝ 小麦 10㎝ (小麦は1週間遅れで播種)
20/11/14(Sat)今週の日曜日は出かけるため、土曜日に撮影。“露地栽培”の小麦は、「露地だから」という油断と、オカワカメの葉っぱの後ろに隠れていて、水やりを忘れてしまって、慌てて水やりをした翌日の写真です。「麦は雨が少ない土地で育つ」と自分を励まし午後から出かけた。うぅぅ心配。
20/11/22(Sun)徒長なのだろうか?とくに小麦。なにせ初めてでよくわからい。この場所、陽当たりは陽当たりは本当にこの時期はよくない。
が、わずかな希望として同じ場所で秋から春にかけてスナップエンドウを育てたことがあるので、“この時期だからこのくらいなんだ”と自分に言い聞かせる日々。
園芸用品店でサンプルとしてもらったクリスマスローズ用の肥料を置いた。
「花数が多く、丈夫な株を作る」らしい、肥料。
6-9-8の表示がある。これをもらった店で肥料売り場を見るていて、「5-5-5」「8-8-8」の表示もあった。窒素、リン酸、カリの比率なら1対1対1で同じだろうと思っていたら、ただの比率ではなく100g中に窒素、リン酸、カリがそれぞれ何g含まれているかを表している(らしい)。勉強になった。
ちなみに、「食べ物ではありません」と書いてあるが、匂いは酒のつまみぽい匂いがした。そんなはずはない(だろう)。
20/12/06(Sun)2週間ぶりの撮影。小麦は相変わらずひょろひょろ。大麦もこの鉢は他のメンバーの写真を比べると徒長気味に見える。分けつを探してみたが、我が家では、まだしていないのか、見つけられないのか、まだ不明のまま。ただ2週間前の画像と比べると、(ひいき目でも手前みそでもなく)緑色の面積は増えている。
20/12/20(Sun)今回も2週間ぶりの撮影。“無事”ではあるものの、2週間前の画像と比べて変化を見つけられない。ここ数日最高気温が一桁の日があったが、この先の真冬が心配になってきた。それでも明日は冬至、日陰を作ってしまっている「オカワカメ」を食べてみよう。かな
21/01/31(Sun)ひさしぶりに、写真を撮影。小麦(写真右)は伸びている。が、地面を這ってしまった。してもいないのに『ひとり麦踏み』状態になっている。小麦のある場所は、画像の左端に映っているオカワカメによって日陰になるが、それ以前に1月末の時点では、朝9時にもう日陰になっていた。
大麦(写真左)も、見た目は「元気のないニラ」に見える。12月に比べて葉の幅は広くなっている。
21/02/10 MGK10のメンバーのみなさんの麦の生育状況です
大麦を麦踏してみました。
21/02/14(Sun)定点観測している大麦は特に変化なし(画像左)。一方で南側に伸びている「オカワカメ」によって日が当たらない小麦は、ひょろひょろと伸びている(画像右)。
陽当たりが良い(といっても朝、9時過ぎには日陰になってしまう)大麦の鉢では、ついに麦らしい穂が付いたことを発見!!
これで数粒であれば麦ごはんに混ぜられるかもと皮算用ならぬ『麦算用』をしている。
21/02/21(Sun)穂が出てきた陽当たりがいいところの大麦、1週間で“麦っぽく”なってきた。
麦らしくなってきた大麦。撮影は午前9時前。2月も下旬になって、朝の陽当たりが良くなってきた。
初めて自分の目で見る麦の穂は、もう食べられそうに見える(見えてしまう)。が、まだ花を見ていないので、これは「つぼみ」ということ(らしい)。いずれにしても、なにごとも初めて見るので、さてどうなるか、まだまだわからない。
21/02/28(Sun)北東向きの玄関先での麦の栽培のため2月末では、朝6時にはまだ日差しが届かず、この写真は7時過ぎ。この時期はまだ、9時には日陰になってしまう。ほんとうに来年度は陽当たりがいい場所で再実験をしてみたい。
定点観察していた大麦の鉢を少しでも日があたる位置へ移動した。鉢植えが大麦、露地が小麦。右の写真の穂は、陽当たりが良い場所の鉢の小麦。
先週確認した穂は、膨らんだが、まだ我が家では開花はまだ確認できない。
21/03/07(Sun)この1週間で、暖かい日もあったが、麦に大きな変化は見られない。3月になったので前回から1週間後の写真を掲載したが、まだ生育のペースは冬のままのようで春はまだ先のよう。開花していないかをじっくり観察しようと思う。
21/03/20(Sat)[]明日は春の嵐の天気予報が出たので、土曜日にアップしました]
小麦も穂が出ました。種蒔き時から“定点観測”していた大麦も穂が出ました。
陽当たりが良い場所の大麦は開花を確認できました。が、写真を撮りそびれてしましました。
麦の花はじっくり観察しないと、見逃してしまうくらい小さい花です。
写真は、鉢植えが大麦、葉がアップで写っている方が小麦です。小麦は地面を這うようになって心配でしたが、葉もりっぱになりました。
21/03/25(Thu)定点観測していた大麦の開花を確認しました、地味ですが“満開”です。
小麦の穂もふっくらとして、粒の大きさは大麦より大きく見えます。
大麦と小麦の「大」と「小」はどこから付いたのでしょう。
左の写真(スマホの画面の場合上の写真)が“満開”になった大麦、もう一枚の写真が小麦です。
目黒でもムシはやってきました。メンバーの麦には、それぞれ別のムシが穂にくっつきました。指でつまんで、“引っ越”してもらいました。
左の写真(スマホの画面の場合上の写真):
アブラムシを発見。数匹だったり、群がっていたりしていました。
もう一枚の写真:
穂に1匹ずつ、イモムシを発見、大きさは6ミリくらいでした。
21/03/28(Sun)今夜から明日にかけて、また『春の嵐』の予報が出ています。その前に、小麦の花をアップで撮影しました。黄色い小さな花です。
植木鉢とプランターで育てた大麦は、麦畑風になりました。
21/04/10(Sut)小麦の一本の穂を取り入れ、12粒の小麦とφ5mm x 40cmのストローを収穫しました。
全ての殻に小麦が入っているわけではなく1/3の感じでしょうか。小麦を取り出すのは簡単でした。
21/04/11(Sun)陽当たりが良い場所にある大麦の鉢(ただ、土は古いまま)では、一つの穂が黄色くなってきました。小麦は元気よく育っています。冬の間はほとんど陽があたりませんでしたが、四月になると、10:30くらいまで小麦の鉢には陽があたるようになりました。季節の移り変わりを感じます。
21/04/16(Fri)朝一番で黄色くなった大麦を収穫してみました。4/11実がの写真の穂を“刈り取り”ました。実が入っていません!!ハサミで根元から切って、手にした時に妙に軽い。いやぁな予感がいました。部屋に戻って、実を取り出そうとばらしていくと、どれにも中身は入っていませんでした。それに加えて、穂の節の間隔も短い上に細くて、ストローにもなりません。
あまりのショックに画像も、細長くなっています。(←いつもとは違うスマホで撮影したからです)
21/04/23(Sat)大麦の隣にあるスティックセニョールの鉢でアオムシを発見。どうやってココにアブラナ科の植物があることを見つけんだろう。
よぉく見ると、からだの周りにクモの巣のような糸が見えます。もうこれ以上葉っぱは食べないということでしょうか?
21/04/23(Sat)大麦が『小麦色』をしてきたので、収穫しました。
七つの穂をハサミで切り取って、指で揉んで硬い部分をとりだします。前回と同様に「見た目は“麦の穂”でも中身は空っぽ」もありましたが、78粒が採れました。数えられるレベルです。
大麦は、その中でも「はだか麦」を選んで育てたので、簡単にノギや皮が脱穀でできて、玄麦になるらしいのですが、今日の収穫分も未成熟なのか、粒の両端を触ると痛い、尖っていて脱穀できているとは言い難いです。まさか「未成熟の麦には、トリカブトに匹敵する毒がある」なんてことはないでしょうから、食べてみましょうか。
21/05/02(Sun)陽当たりがいい場所の鉢の大麦はすっかり麦秋を迎えました。いい色です。
これらの大麦は根元から収穫して、干しています。1週間してから脱穀の予定です。
一方で直植えの小麦は、ここ数日の強風と大雨で折れた穂があります。あと少しで収穫なのですが、悲しい....
土寄せをしなかったので、道路側に倒れてきてしまい、レンガとプランターの部材で押さえています。
21/05/02(Sun)陽当たりがいい場所の鉢の大麦はすっかり麦秋を迎えました。いい色です。
これらの大麦は根元から収穫して、干しています。1週間してから脱穀の予定です。
一方で直植えの小麦は、ここ数日の強風と大雨で折れた穂があります。あと少しで収穫なのですが、悲しい....
土寄せをしなかったので、道路側に倒れてきてしまい、レンガとプランターの部材で押さえています。
21/05/09(Sun)大麦はほとんどが「麦わら色」になったので、収穫しました。今回は、脱穀前に「干す」工程を入れてみます。
ハサミで穂を切り取って、乾燥中。穂をまとめて持った時に残念ながら重さを感じられません。
今日の発見は、2つ。
ひこばえを見つけました。まだ水やりは必要だったのか、とちょっと慌てました。
もう一つは、こんなに「麦わら色」になった大麦に、大量のアブラムシを発見しました。穂の先にはテントウムシも1匹来ていました。すっかり緑色は消えているのに、いったいどこが美味しいんでしょう?
直近の様子
21/05/16(Sun)大麦がそろそろ最後の収穫です。小麦もまず4本収穫しました。玄関先の栽培のため、何粒採れたとか、何本収穫とか、農業には程遠いのですが、「食糧を得るのはたいへんなのさ」は十分に学ぶことができました。
小麦は穂が重いです。大麦小麦の種類の名前に付く『大小』はやはり意味は無いのか、と思った瞬間が今日ありました。(たまたま大麦の成長が悪かったのかもしれませんが 苦笑)
大麦では、その語源となったストローを茎から作ることは、茎が細く、ムリがあると思いましたが、小麦ならストローができそうです。写真をパソコンで確認すると、切り口にピントが合っていませんが、しっかりした管ができている様子がご覧いただければ幸いです。
良く実った小麦にはアリがたくさん来ていました。大麦にはアブラムシ(アリマキ)が来ていたのを見つけていましたが、小麦ではアリマキを見る前にアリを発見しました。それも群がっていました。アブラムシは見つけれませんでした。
アブラムシが残した甘い汁を、アリが集めに来たのでしょうか。
参考:豊明市ホームページ
「アリとアリマキ ~共に生きる虫たち~」
https://www.city.toyoake.lg.jp/2066.htm
麦の穂を摘み取って脱穀に取り掛かりました。
穂の数は、大麦126、小麦139でした。
青いまんまの“ひこばえ”達も昨日刈り取って部屋に飾ってみました。
写真は左から(スマホでは上から)順に、大麦、小麦、ひこばえ、です
21/05/30(Sun)麦はほぼ収穫。同じ場所で育てていたブロッコリー(スティックセニョール)(98円で購入した苗)が、収穫前に花が咲いてしまった。
枝分かれしていくつか収穫できる種類だからと、次を期待していたら、“はらぺこアオムシ”がやってきてた。わぉ!
この上には、びわの木があって保存樹のプレートには「生物多様性に配慮したまちづくり」の文字が....
すごいぞ!生物多様性。すご過ぎる、あんまりだ。
収穫した大麦と小麦の穂です。いっきに、収穫しました。1週間乾かして脱穀の予定です。
21/06/06(Sun)1週間経ったので脱穀してみた。まずは大麦を軍手で揉む。痛てて痛てて、軍手をしてても痛い。
軍手の中にまで、芒が入ってくる。取ろうとしても軍手の目に絡まって取れない。
大麦は“はだか麦”という、皮がすぐ取れて、簡単に麦飯として食べられる種類を選んだ、はずだった。
が、しかし、揉むと皮は粉々になって落ちるものの、実に皮が残ってしまった。これで麦飯になるのか不安?
次は、小麦、ゴム引きをしてある土いじり用の軍手に切り替えて小麦の脱穀。ぜんぜん違う。別の植物のようだ。“もみ殻”のように(<=“よう”ではなく本物もみ殻なのだろう)ぽろっと皮が取れた。
簡単に脱穀完了。
皮と実の分離作業も大麦と小麦でぜんぜん違う。
大麦はざるに入れると、ざるの編み目から下に落ちる。
小麦は皮が大きくて落ちないので、ざるをゆすると上に浮いてくるので、息を吹きかけて吹き飛ばした。
大麦の作業を始めた時点では、ざるでの分離を思いつかず、道具を使わず分離しようとしたら、小1時間を要したが、小麦は一瞬で作業終了。